せんにんだけ
仙人岳
(1265m)
山形県鶴岡市
日時 : 2008年03月22日
天候 : 晴(雲量CLR 降水Nil 風C)
同行 : numa
行程 : 湯殿山ホテル(9:30) → 南側取付き(10:50) → ピーク下(12:00) → 滑走(12:50) → 湯殿山参篭所(13:15) → 湯殿山ホテル(14:30)
目的 : 仙人岳北東面滑走
古い人達の中では湯殿山(1500m)の事を仙人岳と言う事があるが、今回はそれではなく。
その北西に位置する、国土地理院が言う仙人岳(1265m)であります。
今期は春の到来が早く、この時期にしてもうシャバ雪狙い。
まったりの春山は好きだが、ちょっと時期早すぎだっつうの。
今回は湯殿山ホテルからのアプローチ。
しかしホテルとは名ばかりで、ボロくて廃墟チックな建屋がいかにもな感じ。
湯殿参拝者でもってるようなものの、あのまんまじゃ潰れる事はあっても繁栄は有り得ませんな。
ま、他所の心配してるくらいなら自分の将来の心配でもしろって感じですけど・・・
なんつう他愛も無い事を考えながら歩いてると、林間から仙人岳が顔を出す。
それにしてもいい天気。
暑さもハンパなく、ベースレイヤー1枚で速攻汗ダク。
まだ3月なんすけど・・・
意外と疎林+目標が見えてるので、ルーファンもかなりフリーダム。
目視頼りで南西面の取付きを目指す。
それがココ。
尾根のそっち側に行きたいのね。
手前は流れてるし、その向こうは雪庇張ってて、更に奥はどオープンの急斜。
・・・一体どこ詰めんの?
うろうろしながらアタックポイントを見極めます。
「やんだげっと、あそこしかねーな。」で、あそこに決定。
「何かあったらヨロシクね〜♪」と、危ないので一人ずつ登坂。
上がった先がよくワカランので、ちょっとブルってたです。
多少は幅のある尾根かと思ったら、実際こんなだったし。
最後はほぼ垂直で、どうぢようかと思ったです。
(←このオジサンは足が震えてたらしい)
アイゼン、ピッケルを車に置いて来たのを死ぬほど後悔しながら、(っつうかダブルアックスくらいの勢い)
そんな尾根をヨッコイショと越えて見えた向こう側は・・・
尾根に上がって一安心どころか、いきなりコレですもの。
一瞬体が硬直してもうた。
そんなビビリ隊でしたが、なんとか二人とも上りきり一安堵。
と思いきや、こんな場所だもんでなんだか落ち着きません。
くつろぐスペースないんですもの(泣)
そんな状況だもんで、雪もやっこくなった事だしさっさと安全な場所に逃げましょう。
って事で本日のメイン・イベント。
はいドロップぅ。
うっひゃ〜
すんげ〜キモチイィ〜!
エッジ食うわ流れるわ、えらいコントローラブル。
調子こいてグリグリターン刻みます。
嗚呼、ツモヅイィ〜♪
その後も湯殿山参篭所まで快適滑走。
プレハブ小屋みたいな馬鹿デカい雪庇ブロック with デブりを巻いて山参篭所着。
宗教心の欠片も無いので参拝もせず。
(そもそも参篭するのに快適な施設って、何か間違ってねーすか?)
そっからちょっと上り返すと、あとは滑って帰るだけ。
これが、あちらこちらかなり快適に滑って帰れます。
こんな感じでスイスイ繋いでハイ到着。
全く持ってストレスなし。
なんだか濃い山行で思う所色々あり。
でも非常に満足な一日でした。
【今回の総括】
メインの面良くその他も快適滑走。下りのルートは文句なし。
ただし、もう二度と行かないと思います。
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