びょうぶだけ
屏風岳
(1825m)
宮城県刈田郡蔵王町
日時 : 2007年03月10日
天候 : 曇/雪
同行 : まもさん、Hi-6、アカヒ、a-life
行程 : 8:55えぼしリフトトップ → 9:40後烏帽子岳 → 10:45ろうづめ平 → 12:30屏風岳 → 13:00秋山沢 → 14:15後烏帽子岳 → 14:40リフトトップ
目的 : 屏風岳滑走
この日は県内屈指の面であろう屏風岳へ。
とは言え近頃のポカポカ陽気に、雪なんぞはあまり期待していない。・・・っつうか全く。
雲が抜ける事を期待してのシャバ雪狙い。ベタベタじゃないといいんですが。
まぁとにかく、今期は山行が少ないので行っときますか。(ネタ作りとか)
滑走はこれっぽっちも期待してませんよ。(何なら引き返すし)
・・・的な気分で出発。
今回は雪が少なく秋山沢以降の処理がしんどいと見て、牧場へ下るのは止めに。
なもんで、後烏帽子を登り返してスキー場に戻るルート。
なんだか空は曇ってますが・・・
雪浅い中を後烏帽子岳山頂までそそくさと。
曇ってる上にガスってますが・・・
後烏帽子岳山頂からはろうづめ平目指して尾根を滑り降ります。
さて今回はどの辺まで滑り降りれるんかいな?
・・・ん?
はい、下り歩き決定。しかもスーパー藪漕ぎね。
地面這い蹲りながら「そこで一旦切り返せ」だの「バックバック!」だの。
こいつら何やってんの?バッカじゃない? くらいの勢いです。
[左]この頃はまだ笑ってられましたが [右]藪を抜け疲労困憊
なんとかろうづめ平まで抜け小休止。
その後は一番しんどい屏風登り。
先頭のまもさん、雪も締まってるのでガンガン直登です。
斜度が斜度なだけに、相当しんどいんですけど・・・
滑るなら快適そうですが・・・
ゼェゼェハァハァ言いながら屏風稜線に出て、まずはウロウロと落ちポイントを散策する事に。
なんと今期はほとんど雪庇がない。
雪庇の崩落ポイントを選ぶ必要もなく、どっからでもエントリー可能という状況。
雪庇が出来てないだけあって、エントリー部分の斜度もユルユル。(直下の斜面が見えちゃう)
加えて、屏風の裏側の樹氷はかなり綺麗な筈なのだが、中途半端な育ち具合でさっぱり美しくない。
今期初めて樹氷ツアーとか来た人は、世界三大ガッカリ的感想を持った事でしょう。
なんと今期は全く雪庇が張り出してない。
どっからでも落ちれるし、傾斜も緩やか。
で、全く期待してなかった雪ですが。
若干パックドながら、な・な・なんとパウダーですわ!
人間こつこつ真面目に生きてりゃイイ事あるもんです。
カミ様アリガトウ! ケツ拭くカミの次くらいには感謝します。
但し風に飛ばされた部分と吹き溜まった部分の差が激しゅうございます。
あーだこーだ言いながら、各々の予測(妄想)でドロップポイントを決めます。
で、結果はこんな塩梅。
思いも寄らぬ雪質でなかなか具合良く、予想外に気持ちいがった。
ラインを見上げながら、一同ご満悦。
で、一番のあたりはまもさんライン。
一度も底付きナシだそうで。
楽しんだ後は後烏帽子岳までの登り返し。疲れた後の止め、しんどいです。
当然会話もおかしな内容に。今回はサド侯爵の話に反応したり。
反応したのはピスタチヲ色の人。
足元までもがピスタチヲ。
その後、行きよりまマシなルートを辿り、後烏帽子岳へと帰って行った。
おまけ : 今回の屏風岳
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