しりべつだけ
尻別岳
(1107.4m)
北海道虻田郡真狩村
日時 : 2007年02月11日
天候 : 曇/晴
同行 : powcom(高久智基、山田誠、奥隆太郎、岡田修、kage)、cap、pri、waka、k、マイケル、asu、a-life、他2名
行程 : 10:40 林道入口(450m)−13:30 ニセピーク(989m)−14:30 林道入口
目的 : 尻別岳滑走
羊蹄山の北東に位置する尻別岳。
アイヌたちは尻別をピンネシリ(男山)、羊蹄をマチネシリ(女山)と呼び、これらを夫婦山として崇めたそうな。
そんな話はともかく。
前日「羊蹄もいいね〜」なんて話していたが、本日はpowder companyお任せで尻別へ。
とにかくうまいんです男山、まぁ女山の前に行っとくのもいいわな。っつうか今日の羊蹄抜けてないし。
まずは牧場(農水省原種生産分場)付近に到着。
「駐車スペースねーよ」なんて思ってたら、豪快に路駐。素晴らしい。(いろんな意味で)
そして道路脇に板をおろすと、さすが大人数。
なんだかキモチワルイ・・・
ここから真っ直ぐの林道をツメる訳ですが、朝まで降ってたので軽いラッセル。
モービルでピストン輸送か?とばかりにpowcomで持って来たご年配モービル、なんだかエンジンカカリマセン。
ガバっとカウル空けて見たらフュエルライン抜けてますけど・・・が、繋がり先が見っかんない。
たいした距離でもないので、そのうち面倒臭くなってテクテク歩き出す。スノーモービルよさようなら。
[左]尻別岳:見える西面は全層で雪崩てます [右]相変わらずカラフルですな
で、モービルで行けるダラダラ道終わっかな〜って時になって、遠くから「バラン バラ〜ン」と2スト音。
音がちょっぴりカブリ気味。ちょっと濃いんでないかしら。
得意満面でご登場。
もう林道ほぼ終わりですが・・・
ほんのちょっとだけモービルのトレースを頂き、その後すぐ林道から外れ山頂を目指す。
少しの樹林帯があり、下の方は栂の木が生えている。北海道でも針葉樹あるんですな。
その針葉樹が無くなる頃、本日のバーンが見えてきた。
西面にはシワが。
春みたい・・・
こっからは右側の樹林帯沿いに上までツメます。
稜線に出る頃には雲行きが怪しくなり。とは言え視界良好なので良し。
ピークとニセピークのコルに取り付き、ニセピークを目指す。
[左]稜線に出てニセピークを目指す [右]反対側に行けば、こっちがほんとの尻別岳ピーク
ニセピークから稜線沿いに多少落とした所が本日のドロップポイント。
急過ぎず気持ちよく落とせそうな感じ。
社長がアンザイレンして滑る面のチェックをしてくれる。こっちは見てるだけ。ガイドツアーってステキ♪
800m付近とドロップポイントで軽く掘った感じでは、新雪20〜30cm、その下に3〜5cmのモナカ〜氷板。
底突きはあるだろうけど、結構いいんでないの?
人数多いだけにドロップ順は大喧嘩です。(嘘)
で、こんな塩梅。
滑走を終えて下に着けば天気も良く。帰り道には彩雲なんかも見れたりして。
一同ご満悦も滑り込みが足りない今期、今回でスイッチ入っちゃった人も随分いたようでした。
そして今晩はあちこち顔を出します。
まずはヤボ用ありのgentemstickショールームへ。
来期の板なんかも見れて面白うござんした。久々に欲しい板アリです、来期。
と言いつつ昔の板に心引かれ・・・
お次は倶知安のサスライ。
Tシャツは我慢したが帽子を買ってしまった。(先日酔っ払って無くしたので)
最後にtoyru。
さすがにpatagonia製品には手を出しません。(っつうかそんなに金持ってない)
一通り用事を済ませた後はモチロン飯!
本日は(も?)待望のじゅうでございます。
相変わらずここのお好み焼は旨い。
勿論オッチャンも相変わらず。
いいくらい酔っ払って帰る頃には、またモサモサ降ってきて。
この日も疲れと酔いで、早々のご就寝。
【おまけ:最終日レポ】
さて最終日。そろそろゲレンデも滑りたいぞって事で、宿から歩いてすぐのモイワスキー場へ行く事に。
この日は社長が付き合ってくれるらしいので、まずはこちらも歩いてすぐのpowcomへ。
[左]powder company [右]shimano test center
そしてこの日はmoss TT('91 model)を借りるのであります。
一番じゃじゃ馬だと言われる初期型ですな。
さてさてどんな板なのか楽しみ♪
moss TT と MAGIC38プロト
で、乗った感じ。
ん〜、昔の板ですな。
変にぶ厚くて硬いイメージ。(実際に厚い訳ではなく、あくまでもイメージ。)
最近の板みたく綺麗にしならず、ただの堅い板っきれ的感じ。まんま20年くらい前の板に乗った感じ。
(よくよく考えりゃ18年前の板なんだから、そりゃ仕方ない。)
硬いからつるんつるんした感じも少ないし、バタ付かないし、荒れたバーンは今のTTよっか乗りやすい。
こりゃ最終型も乗ってみたいもんですわ。
ただし、常にこの板でいいかと言うと、また話は別。
10年前くらいの板は普通に乗れるが、これだけ古いと・・・
ボロ板遊び的楽しさっすわ。
あれやこれや言いながらゲレンデや裏を回すが、実は板より大事なのは気持ちと雪の具合。
昨日より降ったこの日は結構なバフバフ具合で文句ナシ。
ってな具合で、弾丸TTと称される板もなかなか面白かったのであります。
本日のバフバフ具合
この日は帰宅日なので、午前でお終い。
いつもの事ながら、後ろ髪引かれる思いで帰路に着いた。
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