誰が決めたか知らないが、1月29日は山形ファーストディセントデイ。
天気もバチコン決まりそうな本年、ならばいざ行かん!その山へ!!
・・・が、誰かは南国行っちゃうし、予定してた誰かは仕事で愛知だし、前日居た誰かは仙台行っちゃうし。
どう考えても人員不足は否めなく、前夜緊急ミーティング開催。会議室に篭り、綿密に翌日のプランを練る。
←その会議室がココ
ミーティングしながら効率的にサプリメントを摂取
・・・何か?
緊急会議の結果、明日のネタはメローなツアーに変更しますかと、定番の大沢下りに。
しかしこのネタ、バスやら電車やらをフルに活用し車は一切使わないという、前から暖めていたご当地ネタ。
・・・が、朝早いバスがなく、仕方なく天元台までは車で行く事に。い〜の、気持ちが大事なの!
それでも大沢下り定番の大沢駅デポは行わず、電車とバスで戻って来ようってプラン。
え?電車バスの何が楽しいのかって?
そらアータ、下山直後からプシュッ!とイけますがな〜♪
当日朝、市内の天気は薄曇。しかし普段の行いが良いお陰で、上へ行くに従い大快晴!
ニンニク臭プンプンの二人は二番箱でゲレンデへ。羽田のじっちゃんに会い、「ニンニク臭せー!」言われ。ふふっ、前日のサプリが効いてる証拠。
バス移動を諦め早く上がって来たにも拘らず、極上ピステバーンに浮気心を出してしまい「一本だけね・・・」
一度限りの過ちを犯した後そそくさ上がり、リフトトップからワシワシ登り出す。
山屋が最初に入ってくれる事を期待していたが、
結局我々がファーストに・・・
人形石までサクサク進み小休止。
その後板に乗り換えるのが面倒で歩いていたが、億劫がらずに板に履き替え中大巓滑走。
[左]お約束 [右]意外と按配良かった
その後もワシワシ歩き名月荘を目指す。ただし先頭はほぼマコリン隊長である。
撮影でもして立ち止まろうもんなら、二度と追い付けない程にハイペース。無論休憩も少ない。
ま、天候が悪化すると非常にヤバい稜線なので、致仕方ないのではあるが。
お陰様でラッセルな状況ながら明月荘まで2時間ちょいで着いた。ナイスペース!
そしてここから立岩目指して滑り降りるのが定番の大沢下りだが、隊長が何時かは行こうと思ってたルートがあるという。
それが栂森の北に位置する、通称「栂沢」である。
天候、状態、全てがバチコン決まった今日、そりゃ行くしかねーべ。
栂森までは尾根歩きでラクショー、そう思い休憩もそこそこに、途中の良さ気な斜面を眺めつつ黙々と進む。
[左]東大巓 [右]1751東斜面
しかし栂森までの尾根歩き、雪庇がヤバそうだったり、米栂密林だったり落し穴だったり、実は上り下りが激しかったりと、思う程楽じゃない。
結局更に2時間を要し、やっとこ栂森ピークへ到着。いや、しんど。
が、木々は密集し沢どころか先も見えない。
「もしかしてこれ、やっちゃった?」と、半ば諦めムード。
それでも生きて帰るには降りねばなるまいと、沢のある方へ足を進める。
そうして北斜面に近付くと、ようやく木々も疎らに。
出発から4時間以上歩きっぱなし、ようやく滑り出しポイント到達。
なんとなく良さそうに見えるが、その下部は「う〜ん・・・」なカンジで。
早速ゾンデリングしてみると、あの雨の層は120cm程下。
日が当たらない北斜面なもんで雪質は文句ナシ、正に日陰の織り成すファンタジー。
ただねぇ、問題は沢の入り口。木はモサモサ、ギャップでか過ぎ面ガタピコ、キモチイイとは程遠いような・・・
それにその先どうなってんのよ?もっと酷いのかい?下手すりゃオール藪漕ぎかも・・・
会話も「せめて板履いたまま漕いで降りれれば・・・」などと超ローテンション。
それでも引き返す気力も体力も時間もないので、言葉少なげにドロップイン。
よいしょと。
「・・・」
暫しの静寂の後、奇声が山に木霊する。
嘘か真か、その後を追う。
(←使ってみたかったの)
イマイチなのは出だしだけ。なんと落ちてみると、続くよ続くナチュラルウォール!もうア・テ・ア・テ!
地形、雪質共に具合良く、我々すっかり騙されたよ!
「なにコレ、いいんでねーの、バッチリでねーの!?」 いいオッサン2人、やけに興奮気味。
「ムフっ♪」
ナチュラルパイプですがなぁ〜
まだまだ続くよ〜♪
いやぁ〜、いいね、いいね、報われたね。
っつううか大アリでしょ、これ。
もう一本滑りて〜(とは言え登り返す体力はもうない)
その後登り返しとツリーラン絡めながら林道へと出た。
(ルーファンにてこずり安全牌で登り返したが、ルート次第では登り返し不要。)
林道に付いたスキーのトレースを有難く頂きブッ飛ばす。
牧場に着いたのはもう14:40だった。
そのまま林道突き進むも、これが結構長い。
足はプルプル股関節イタイタ、登りに差し掛かった所でたまらず休憩。本日初めて腰を下ろす。
後は林道突っ走るだけ。(とは言え軽い登りもあるし、板が滑っても1時間近くはかかる。)
大沢スキー場を越え駅旧舎に着いたのは15:30だった。(お、意外と予定通り!)
[左]ようこそ大沢スキー場へ! [右]大沢駅旧線路を通って現大沢駅へ
電車の時間まで1時間もあるので、大沢の町探索へ行こうとしたら、大沢スキー場のばーちゃんが。
山で迷って暗くなってから下山する死にっ逸れに暖かいお茶を煎れてくれる、あの有名なばーちゃんだ。
今日はスキー場に客がいないのでもう引き上げてきたとか。天元台からも今期は今日が始めてだと。
そりゃそうかもなぁ、1月に大沢下り出来る日なんて、そうそう無いもんんあぁ。
(無理して行ったっきり降りて来ない山屋は毎年いるが・・・)
そして大沢の町にはな〜んもない。
一軒あった店屋も閉めちゃったそうで。
あとは電車に乗って米沢駅へ。
ビールを買いバスに乗って湯元駅まで。
[左]そのまま電車へ [右]そのままバスへ
車を拾った後は今期限りのかんぽの湯に浸かり、貸切状態の露天風呂で一杯。
風呂で計ると体重がだいぶ減っていたので、ご褒美の義経焼で本日の〆
いやぁ〜、充実した一日でした。
ところで今回のディセント、スノーボードではファースト?
他に記録あれば連絡乞う!
END
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